デザイン会社でキャリアアップ
原作にのみ登場するミカエルの眼の幹部で、ウルフウッド及びリヴィオ、ラズロの師匠。 ナイヴズの勅命で「ヴァッシュの案内役」を任されるはずの人物だったが、故郷である孤児院から「自分のような存在」が出ることを危惧したウルフウッドによって「作戦中の事故」を装った襲撃を受け、一度は再起不能となる。 辛うじて一命は取り留め、車椅子による移動が可能になる程度に回復はしたものの、身体には相当な無理を強いたらしく、老化が極度に進行してしまい、老人と化している。 リヴィオ、ラズロらを引き連れてレガートの下に馳せ参じる。 冷酷な完璧主義者で、組織の中でも滅多に弟子を取らない。その分、自身が育てる者に対する執着は狂的。 ウルフウッドに対しては「復讐の対象」「自身が育てた弟子」といった、愛憎ない混じった複雑な感情を抱いている。 ウルフウッドがナイヴズへ反旗を翻してからは彼に狙いを定め、故郷である孤児院を占拠。一度は戦闘不能にした上で心身ともに絶望の淵に追い込むが、ヴァッシュの救援と命を省みない代謝機能促進薬のオーバードーズによって復活したウルフウッドの「頭突き」一発で頭蓋を砕かれ戦闘不能に追いやられる。 最期はラズロごと背後からウルフウッドを襲撃するものの失敗。これがラズロの逆上を招くことになり、彼によって蜂の巣にされた。 主要兵装はパニッシャーによく似た武器(機関銃としての性能に加えて、銃身部分を大型のパイルバンカーとして撃ち出すことができる)で、バレルからの弾丸発射力で空中をジャンプする事も出来る。 6. ホッパード・ザ・ガントレット 声:難波圭一 高速回転する盾「グーデリア」で、自身もろとも突撃する肉弾戦を得意とする鉄砲玉のような男。6つの穴が開いたホッケーマスク風の仮面を付けており、また生まれつきの障害のためか、屈強な上半身に比べると下半身は赤子並み、という異形の姿をしている。 グーデリアは自身の体とほぼ同じか、あるいはそれ以上の大きさのあるメール便 のコマのような形をしていて、防具兼武器であると同時に移動手段(車輪のように回転させて進む他、飛行能力もある)として使われる。原作では他に使用武器としてスパイク付のブーツのようなデザインの拳銃(グーデリアだけでは不安定な身体を支える役割もある)が登場した。また、アニメではグーデリア自体にマシンガンのギミックがついている。 過去にヴァッシュが引き起こしたロスト・ジュライ事件により、「半身」を失う。当初、大半の読者には文字通りの下半身の事だと思われていたが、実は彼が保護していた、虐待の末に心を病み失明した女性であった。そのことに発端してヴァッシュに個人的な激しい復讐心を抱き、復讐を果たすためなら自身の命を顧みないドーピングを行い、心中も厭わない程に精神を追い詰めていた。 その奇怪な外見とは裏腹に、GUNG-HO-GUNSメンバー内で最も人間らしい「情」を持っていた。また、ヴァッシュが暴走した際に彼の過去と思いに接触、最後は『生きて苦しめ』とヴァッシュに吐き捨てることで自分の心に決着をつけ、大往生を遂げるという、殆どがロクな末路を辿っていないGUNG-HO-GUNSメンバーの中では非常に例外的な結末を迎えたキャラでもある。 原作より先行して登場したアニメでのナンバーは3。単なる戦闘狂の快楽殺人者という原作とは正反対の性格で、その分ファンにとっては原作で飾った最期はある意味感動的とも言えるものになった。 7. ミッドバレイ・ザ・ホーンフリーク 声:西村朋紘 愛用の特別製サクソフォン(アニメでは「シルヴィア」と名づけられている)で、人間の脳の中枢神経に衝撃音を叩きつけて死に至らしめる「殺人音楽」の使い手。「音界の覇者」の異名をとる。 異常なまでに鋭敏な聴覚の持ち主で、可聴音域、範囲ともに常人の数十倍。サクソフォン自体も特別性で、凄まじい音量、音域、衝撃を持つ上、機関銃を内蔵している。音楽を奏でることによって、物理的な衝撃波に加えて痛覚を波長とシンクロさせて直接刺激する攻撃を行う。原作ではウルフウッドを一瞬で戦闘不能・視覚障害に追い込み、アニメではヴァッシュの放った弾丸を空中で止めてみせた。 加えて原作では特定範囲内に「聞き分けた音と逆の位相の音をぶつけ、周囲一帯を無音状態にする」ことすら可能としている。ヴァッシュへの復讐に向かうホッパードの援護の為に、この技を披露した。 ニヒリストであり、リアリスト。過去、ともに暗殺稼業を営んでいた横浜 不動産 を一瞬でナイヴズに殺されて以来、ナイヴズの人知を超えた力を恐れており、そこから逃れようとしていたが、最終的にはそれが遠因となって破滅する。 アニメではナンバーが11となっており、ヴァッシュがレガートと対峙する直前にGUNG-HO-GUNS最後の一人として登場した。原作とは違いレガートには絶対の忠誠を誓っており、躊躇わずにヴァッシュに戦いを挑み、最期はサクソフォンが自爆して死亡した。 8. グレイ・ザ・ナインライヴス 声:なし 圧倒的な怪力を誇る巨人。その名が示す通り9つの命をその身に宿し(原作では9人の小人が協力して動かす生体兵器、アニメでは9個の電子頭脳が搭載されたロボット)、不死身の生命力を誇る。 原作では同じセリフを複数の字体、ひらがな、カタコト、ローマ字表記などで繰り返すシーンが見られ、これは9人のうち何人かの異口同音であった可能性がある。 筋肉質な巨体に不釣合いな小さな顔を持ち、その顔は名の通りグレイを彷彿とさせるエイリアンマスク。外皮の凹凸の無い皮一枚の顔面に、瞳のない巨大な眼と縦にぱっくりと裂けた巨大な口のみが覆われている(首の部分が胴部分と連結したマスクにより覆われているため、普段は口が隠されている)。 原作の設定はアニメ版のそれと比べると非常に過激なものとなっている。通常は無生物的な表情しかとらないが、激情した際には額から口元まで一気に深いシワが彫られ、一転して生物的な印象が生まれる。いかなる傷を負ってもひたすらターゲットを狙い続ける狂気の戦術をとり、その際には「きょおおおおお!!」「ヴェアアアア!!」「キィアアア!」といった気のふれたような奇声を発っする。また戦闘の際には鉄球状の巨大な銃をグローブのように腕に装着する武装を持つ。その体内に9人の小人が入り、巨体を操作している(腕などに入り込み、独立して動かすことも可能)。 ヴァッシュの第二の故郷とも言えるシップ内にて、レガートから「外為 」と断じられた(これはレガートの一方的な勘違いだった)ウルフウッドと交戦する。 全身を蜂の巣にされても、砲弾の暴発で手が砕けても、シャッターに挟まれ腕が千切れても、ロケット弾の直撃を喰らい腹に穴が開いても倒れず、最終的にはパニッシャーのゼロ距離射撃でようやく機能停止したものの、それでも「9つの命」のうちの7つまでしか殺し切れなかった。 単行本において「セメント」と題された彼とウルフウッドの戦闘は、上記の通り作中屈指の凄惨かつ激烈な戦闘描写を伴った「悪夢にも等しい泥沼の戦闘」を描いたエピソードである。 9. 雷泥(らいでい)・ザ・ブレード 声:大塚明夫 特別製のローラースケートで高速移動するサムライ。「次元斬一刀流」を称する我流剣術の使い手で、銃の乱射を刀一本で正面切って防ぎきってしまう程の達人。 球体車輪ローラースケートの機動力を活かした「円」の動きで直線的な「銃」の射線を回避し、かつ一瞬で視覚外にまで回り込むことで銃が剣に対して持ちうる「射程距離の優位性」を相殺している。 超スピードの「円」の動きを以って、対象との間合いを即座に詰めて斬り掛かる「二重星雲(ふたえネビュラ)」が必殺技。 「ただの人間は斬り飽きた」という理由でヴァッシュに“死合”(一騎打ち)を申し込む、筋金入りの殺人狂。細かい策は抜きで直接殺し合いを楽しんでいたが、最後は二重星雲を仕掛ける間際の一瞬のスキを突かれ、ヴァッシュいわく「ハタキ落とし」で敗北。 刀には仕掛けがあり、スペツナズナイフのように刃そのものが飛ぶ(この技を闇奥義「彗星突」と呼ぶ)が、ウルフウッドによって発射前に阻止された。 アニメでのナンバーは原作と同じ9で、原作と違いローラースケートは使わず、口調も原作よりも丁寧なものになっている。また、刀には原作と同じ仕掛けがしてあるが、原作とは違いヴァッシュに向かって発射される。更に発射後の柄に鞘を取り付け、ライフルとすることもできる。アニメでは彼との闘いが引き金となり、フィフス・ムーン事件が発生する。最期は原作と同じくウルフウッドに射殺された。 10. リヴィオ・ザ・ダブルファング ミカエルの眼の暗殺者で、ウルフウッドと同じ孤児院出身の青年。孤児院に来た当初は泣いてばかりいたため、ウルフウッドからは「泣き虫リヴィオ」と呼ばれていた。 前後に銃口を持つ二連式短機関銃「ダブルファング」をカロリー 、強化身体能力による近距離攻撃戦・敵の真っ只中に飛び込んでの乱戦を得意とする。また最新式の代謝促進技術が施されており、ウルフウッドよりも格段に高い再生能力を誇る。 もともとは、極めて大人しく、心優しい性格の持ち主。しかし、虐待を受けていた幼少時の境遇やラズロの影響もあってか「自分の居場所はどこにもない」と思い込んでいた節があり、それゆえに孤児院から姿を消し、ラズロに導かれるままにミカエルの眼へと至る。 ウルフウッドと再会した時には、マスターCの「教育」の影響ゆえか感情が完全に麻痺していたが、死闘の末にラズロと折り合いをつけ、本来の自分を取り戻した。 ウルフウッドの死後は彼の意思を継いでヴァッシュの新たなパートナーとなる。 11. ラズロ・ザ・トライパニッシャー・オブ・デス 幼少期に親から虐待されていたリヴィオが生み出したもう一つの人格で、「最強の個人兵装」であるパニッシャーを同時に三挺も扱う。作中で兵器名はトライ・パニッシャーと呼称されている。 パニッシャーを運搬するための付き添いを従え、背中には第3のパニッシャーを操る機械仕掛けの義手が一本ついている。 リヴィオとは対照的に性格は凶暴で好戦的。自分以外の他者を基本的に見下しており、身体を共有しているリヴィオをすら「チンカス」扱いするなど、常に横暴な姿勢を崩さない。しかし、エレンディラとの戦いの最中にはリヴィオが自らの肉体に積んだ修練を「借り」だと言い、共闘する姿勢を見せた。 戦闘に対する才覚はマスターCが惚れ込むほど並外れており、ミカエルの目に至る以前には虐待を繰り返していた両親を殺害し、リヴィオに難癖をつけ絡んできたゴロツキ数人を一方的に痛めつけ殺害していた。「一つの体に二つのナンバー」という途方もない例外を認めさせうるだけの実力を誇っている。 自身の得物である三挺のパニッシャーを総動員させた攻撃は、ヴァッシュをして「どう考えても今までの最大火力」と言わしめるほどの圧倒的破壊力を誇る(一度はウルフウッドを反撃の糸口さえ与えず戦闘不能に追い込んだほど)。 一方、「苦境に陥る」という経験が全く無いため、土壇場での機転が利かない脆さも併せ持つ。エレンディラと戦った際には、その弱点を看過された。 12. ザジ・ザ・ビースト 声:神谷浩史 主に監視・情報伝達等の役割を負い、また星の先住者、砂蟲(巨大な虫に似た生物群=ワムズ)の意志を代弁する。 原作・アニメ共通キャラの中では最も両者間の描写差が大きい。